スペインジュニア選手が日々コツコツと練習している、テニスの試合で勝つために必要なこと


それは
正確なディレクション・チェンジ
です。

クロスからストレート

テニスのゲームの中で、特に重要になるのが、クロスからストレートへのディレクション・チェンジです。強い選手ほど、このコントロールが正確です。いとも簡単に、サイドラインに平行に飛ばすことができます。ボールが内側に入ることもなく、シュート回転がかかって外側にきれてサイドアウトすることもありません。

自分が走らされることになっても仕掛ける

自分がストレートに打って仕掛けることで、相手の返球次第では、自分も走らされることになります。クロス対ストレートの8の字ラリーをするとわかりますが、疲れるのはストレートを打つ役の方です。ストレートを打つことで自分が走らせることになっても、まずは積極的にストレートに仕掛けていくことを心がけています。攻撃的なプレイというのは、速いボールでエースを狙いにいくことだけでなく、タフな展開になることがわかっていても積極的に仕掛けていくことです。

スペインドリル

シンプルなボール出し練習のスペインドリルは、必ず1球毎に打つコースを変えます。同じ方向に2回打つことはありません。正確なディレクション・チェンジのためには、どのような打点の取り方、ボールへの入り方をすれば良いのかを、徹底的に身体に擦り込みます。

ドリル練習に関する過去記事

 

ボールを散らしてコントロールして、ゲームを作っているように見えても、本質的には、勝負所を避けて入れにいくテニスをしていることがあります。とりあえずコートの中にボールを入れることを優先しているテニスは、勝ちやすいですが、あまりにもそれに頼りすぎると、将来必要になる技術を磨かないまま時間が過ぎていってしまいます。正確にクロスからストレートにコースを変える、ディレクション・チェンジは、コツコツと練習しておいた方が良いと思います。

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